私は感情がすぐに表に出てしまうし、自分の考えていることや思っていることを言語化するのがとても苦手で、相手に伝わるように上手に話せるようになりたいとついつい思ってしまいます。
先日教育実習の実習校へ挨拶に行ったときに、担当の先生に苦手なことを聞かれたときに上のことを話しました。
それに対して先生は、「必ずしもうまく伝えることがいいとも言えないし、子どもを想っていれば大丈夫だからそんなに気にしないでいいと思いますよ。」と言ってくださいました。
実習校から帰ってきてからそう言われたことに関して考えました。きっと、話していることをどれだけ強く想っているかがやっぱり大切で、うまく話せなくても想いがあれば心の底から想っている言葉というものは自然と出てくるのだろうと考えました。
そして、きっとそれは伝わる子には伝わるものなのでしょう。
逆に言えばうまく話したとしても全ての子には伝えられない。
うまく話さないと誰にも伝わらないと思ってしまっていたんだと気づきました。愚かでした。
うまく話すテクニックというものはあるのだと思いますが、私はそれが得意ではないのです。
無理に特性を変えようとするのはあまり得策とは言えません。
感情が表に出やすいのもいいところと捉えれば、素直に話せば素直な言葉がちゃんと出てくるということかもしれません。
うまくやらないと何も伝わらないと思い、自分を装ってしまうことは、相手を、そして自分をも信頼していないということなのかもしれません。
装わないことは、人に対してできる大きな信頼の形なのだと思います。