美しい日

小学校教員になりました。新任です。上越教育大学西川研究室で『学び合い』に出会う。

なんだか

はいどうぞを一時休止中にて、算数でした。

一つの面に対して、垂直な面と平行な面の関係を調べるところでした。
まず垂直と平行ってどういうのだったかを確認しました。

「平行はいくら線を伸ばしても交わることがない関係だ」みたいなことを誰かが言うと、別の誰かが、「ねえ先生それって、すれ違いだ」「人間関係みたい」「遠距離恋愛だ」「仲悪いってこと?」なんて言い始めます。なんじゃそら!

「そしたらさあ、垂直はラブラブってこと?」
「「ああ〜」」
ああ〜なんだ?わかるんだ??

「じゃあさ、垂直な面っていうのは、この面と仲良しな面がいくつあるかってことだよ」
「ねえ先生、4つあるじゃん、くっついてるのがここ、ここ、ここ、ここ。」
「先生それ4股だよ、悪いやつだ!」

「じゃあ、仲悪い面は一つしかなくない?」
「「ほんとだ」」

仲良しが4つ、仲違いが1つあるとわかったようでした。
なんでこんな授業になったかはさっぱりわかりません。予測不可能です。
面白い子にとっては面白い。子どもにとってはきっとチャーミング。でも、置いてけぼりの子がいるのが私にとってはモヤモヤモヤモヤ。

そっと、「みんなが、仲良しさんの面を、見つけられてるのかな」と、つい、つぶやくと、そそそそと動き出しました。

でもやっぱり、違和感。
昨日友人と話したことですが、私たちは人と関わって欲しいんじゃなくて、人と関わろうとする心を育てたいんじゃないかって。

10年、20年後もこのクラスの子達が仲間であってほしいというより、どこに行っても仲間を作れる心をもってほしいというか。

はいどうぞ、の方法じゃなくてもいいのかもしれない。でもまだちょっと掴みきれてない。でもなんか掴めそう。そんな三連休前の金曜日です。