学校では子供同士でいいところを伝え合う活動に力を入れています。
これまでやってなかったのですが、帰りの会にいいところを発表する時間を設けることになりました。
「〇〇さんが〇〇してくれて嬉しかった」とか、そういう発表があるのかなーなんて思っていたのですが、出てくるのは次のようなものでした。
「クラスのみんなが朝の支度を時間通りに終えて、集中して朝学習をしていたのが嬉しかった」
「先生が言わなくても時間だから座ろうと声をかけてくれた人がいて、みんながそれに気づいて行動していたのがとても良かった」
「6時間目の学活が算数に急に変わって、自分は最初は残念に思ったのに、クラスのみんなが集中して取り組んでいてすごいと思った」
個人よりも、みんながどうだったかを伝えるのです。ぼんやりしてるわけでなく、具体的にみんながどうだったかを話しているので、10歳にして、IよりWEで考える人がいるのだと純粋に尊敬します。
私たちができることは、種をまくようなことで、いますぐ、目に見えてどうこうというわけではないのです。いつか、遠くを見て、願って子どもたちと過ごしていく。
けれども私たちは毎日子どもからたくさんのものをもらっている。だから、なぜだかやめられないのだよね。と、昨日母が言っていました。
たとえその日が9しんどくても、1嬉しいと明日も学校に来れてしまう、不思議な仕事です。