美しい日

小学校教員になりました。新任です。上越教育大学西川研究室で『学び合い』に出会う。

あつがなつい日

夏休み初の出張。陸上記録会の引率に行きました。

 

今日嬉しかったことは、大変素敵なリレーのチームに出会ったことです。

ある学年のリレーのメンバーをアップの場所や招集場所に連れて行く時がありました。

 

アップをするときも、いつもやってるように声を掛け合って自分たちで練習を進め。

移動するよーと声をかけなくても、時間になったら「凪先生行こう!」と自分たちから言ってきて、最初は「この子達すごいなー自分たちで動けるんだー。」くらいに思っていました。

 

招集場所に向かうとき、ある子が「やばいよー緊張するよー命がバクバクするよー」なんて言っていて、「人って書いて食べたら緊張しなくなるよ」「〇〇くんはリレーで初めて走るから緊張するよね」と声をかけていました。

 

招集場所に着くと、少し時間がありました。

じゃんけんをしたり、お話をしたりして緊張をほぐしてるようで、終始ニコニコ、なんだかこのチーム和やかな雰囲気だなぁなんて思っていました。

 

係の人から、「このあと走順ごとに並ぶことになります。チームで集まるのはあと数分です。最後に話したり、チームで気持ちを高めたりしてください。」というアナウンスがありました。

 

「なぁ最後だって、やる?あれやる?」「よしやろう!」

円陣を組んで、「がんばろー!イェーイ!」

「学校名が呼ばれたら、でっかい声出そうぜ!」「え〜〇〇くんの声でかいもんね」「あはは うふふ」 「なあなあ、みんな頑張ろうな」「うん頑張ろう」

 

学校名が呼ばれ、大きな返事をしてそれぞれの並ぶ場所へ、にこにこして歩いて行きました。

そして、にこにこして会場の中へ入場して行ったのでした。

 

後で聞くと、その子達は運動参観日のリレーの時なども、先生に何も言わずバトンを持ち出して練習するほどだったそうです。

 

終始にこにこしていたのは、なぜだったのか。

きっと自分たちでやりたいと本気で思って、声を掛け合い、助け合うチームだったからなのかな。なんて思ったり。

 

 

引率に行くまでは、「陸上記録会ってなんでやるのかな。」ってはっきりわからずでいました。

 

しかし、今日本気でやっていいチームを作った子どもたちの姿を見ると、「やりたいことを本気でやる1つの場」なのかも、と気づくことができました。

 

 そこから、学校の中の活動でも、「子どもたちが本気なるというのは、どういうことか」「教師が続けていける範囲で、子ども全員に本気でやるチャンスを作るのは可能か」というのを考えていきたいと思わせられました。

 

暑い中で、子どもたちの体調を心配しながらも自分が倒れないかヒヤヒヤすることもありましたが、なんだか夏を感じました。

 

明日からも指導案と所見がまっていますが、ぼちぼち夏を楽しみます!