美しい日

小学校教員になりました。新任です。上越教育大学西川研究室で『学び合い』に出会う。

可愛がられる子

六年生を送る会の準備を進めています。

 

「六年生に恩なんてないんだけど」

そんな声もありますね。なるほど、と思います。嫌な思いをしたことがあるんだそうです。

 

それでも、四年生担当のお花のアーチ作りをやらない人はいないし、歌を歌わない人はいない。

 

誰かが言いました。「見えないところでみんなが6年生のお世話になってるんだよ、委員会とかで」「全員じゃなくてもお世話になった人のことを思い浮かべたらいいんじゃない?」

 

周りの友達にそんなこと言われたらやらないわけにいかないのでしょう。滞りなく進んでいますが、それだけでいいのか?

 

 

六年生を送る会準備を見ていて、気づいたことがあります。

6年生に可愛がられている人と、そうでない人がいる。可愛がられている子は6年生に頼るのがうまいです。可愛がられたから頑張りたい。

それが素直にできない子もいますよね。そうなると6年生に対して嫌な思い出が残る。急に感謝しろと言われても、癪ですよね。もしも本当は可愛がられたいとしても、そのやり方がわからない。

 

可愛がられスキルがあるとしたら、やはり5つの挨拶でしょうか。

「おはようございます」「ありがとうございます」「すみません」「お先に失礼します」「何かできることはありませんか」

5つの挨拶を子ども風(上学年バージョン)にするとどうなるだろう?

 

「おはようございます」「ありがとうございます」「ごめんなさい」「さようなら」「教えてください」

これだったらできそう?どうだろう?

周りがやっていたらできるかもしれない。

 

今の6年生に対してどうこうではなくて、この先も「可愛がられた方が得だ!」と感じる人がいるといいなと思います。六送会準備をしていて、そんなことをどこかで話してみたいという発見がありました。