【車内の長時間の移動にもってこい!おすすめの本を読みたいと思わせるゲーム】
先日仲間達と長時間の移動の最中、子供におすすめの本を聞かれたという仲間が話していました。
その本を面白そうって思えるように説明するのって難しいよね、あらすじをただ説明するのも違うし…と話していました。
そんなところから、あるゲームを生み出しました。
【おすすめの本を、相手に読みたいと思わせる説明をするゲーム】です。
ルールは二つ。
①対象は、その本を読んだことがない仲間
②課題は、読みたいと思わせること
私は、自分の好きな『チェンソーマン』という漫画を紹介しました。
「悪魔と人間って友達になれると思う?」
なれないと思う。
「それってなんで?」
悪魔って怖いし強そうだから。
「じゃあもし銃の悪魔がいたら強そう?」
強そう。
「じゃあいちごの悪魔は?」
あんまり強くなさそう。甘いし。
「じゃあチェンソーの悪魔がいたらどう?」
あー怖いかも。だから強いかも。
「怖いしさ、強そうだよね?でも主人公はチェンソーの悪魔と友達になって、チェンソーの悪魔の力を手に入れるんだ。そして他の悪魔を倒すお話なんだ。」
そうなの?!
「悪魔と人間って友達になれなそうって言ったけど、その悪魔と友達になって、悪魔の力を手に入れて、悪魔を倒す人間ってさ、いいやつなのかな、悪いやつなのかな。なんで悪魔と友達になれたのかな。」
え、わかんない!どうなんだろう?!
…という感じで、授業の導入みたいなやりとりをしながら進めました。
どういう切り口でその漫画を捉え伝えるのかがカギになるゲームです。
チェンソーマンはダークヒーローというか、倫理的におかしいんだけど、チェンソーマンの正義があって。でもぶっ飛んでるところがカッコ良かったり。
善悪で言えない絶妙な部分がすごく魅力なので、そこを考えられるような説明にしてみました。
あとは、人々が怖いと思う度合いで悪魔の強さが決まるという世界観をさらっと入れてみたり。
(エヴァンゲリオンを説明した仲間は、「ロボットに心ってあると思う?」から始めていました。)
実習で学んだことの一つとして、当たり前なのですが、子どもの活動は、子どもが何をするのかわからないと機能しないということです。
となると、やってみたいと思う課題提示や子どもが課題を理解できるような説明をする力が必要だよね、という話を仲間としていました。
このゲームってそういう力をつける練習になるんじゃない?!と、話していて、大変盛り上がりました。
どこがミソなの?っていうところを面白く伝える練習になります。すごく頭を使うし、あ、なんか全然本質わかってないと課題提示ってできないんだ。とか、いろんな気づきがあります。
ということは面白い課題をつくるには、教材理解がもしかしてめっちゃ大事なんじゃないの〜?!という話題になっていきました。
なんだかんだで教育の話になっちゃう仲間達です。
先日教採の結果がでて、受験した新潟市、北海道で合格をいただくことができました。
来年働くまでに何したらいいかなぁって最近考えています。
いろんな人に聞いてみているのですが、教材研究とか、授業づくりとかそういうのはやっぱり子どもに出会ってからでないとできないよ。と皆さん言われます。
なので今は、遊びながら学ぶのが一つできることかなと思っています。
いろんな引き出しを増やしておくことが今できることなのかなって考えています。
昨日図書館に行ったら、面白そうな本がたくさんあるって気付きました。
先日遠くに出かけて、こんなふうに旅をしたりする時間があるのって貴重だなって思いました。
ゲームをしたり、旅をする仲間がいるのって素敵だなって思いました。
今あるのは時間と仲間。それを大事にしてあとの半年を考えていきます。