図画工作でチームで一つ作品を作る課題をやりました。
図画工作なので、個別学習に行く仲間も全員います。今日の課題は対話をすることをねらいとしていました。
個別学習に行っているうちのある子(Aさんとします)が、チームではなく1人で作りたいといいました。自分で考えてきたことがあるからとのこと。
しかし、他の子が、Aさんが考えてきたものも別で作っても良いけど、Aさんの意見を言ってくれると嬉しいといいました。
Aさんは納得し、結果としてチームでその時間は考えていました。
そのチームの中のある子が、授業のおわりのころです。
「Aちゃんが、たくさん私たちの作品を見て意見を言ってくれたの、Aちゃんがいてくれてよかった」
と、言っていました。
「あなたがいてくれてよかった」
必要とされていることがわかる言葉です。
その言葉を言っていた子は、どちらかというとよく周りをみていて、助けている子です。
授業中わからなくて止まってしまっている子や、時間になったことにきづいていない人によく声をかけています。
その子もまた、助けられることがあるのです。
「助けを必要とするのは、誰しもが同じであること」と同時に、誰しもが仲間を助けることができる存在であるのでした。
子どもたちは私の予想なんか超えてきます。
私が懸念したことなんてとっくに気づいて追い越していくこともあります。
気づいた子の姿を見て、気づく子も、きっと出てくる。
毎日子どもたちから大切なことを教えてもらっているような気がします。