美しい日

小学校教員になりました。新任です。上越教育大学西川研究室で『学び合い』に出会う。

リコーダー捨てたりする日もある

今日はALTの先生と一緒に授業をしたり、学び合いをしたり、平和に楽しく過ごしていると思いきや。

 

ある子がリコーダーを捨てたと言うのです。

音楽の時にリコーダーがうまくできなくて、嫌になって捨てたと言うのです。音楽を持っていないので聞くまで知りませんでした。

給食の時泣いていました。周りが、できないと悔しいよね。と慰めつつ。でも拾っといで?と言っていたので様子を見ていました。

 

しかし、時すでに遅し。ゴミが回収されていてリコーダーが行方不明。

「先生、リコーダーどうしよう。」

 

放課後に何人かで探しに行きました。ゴミを集めるところの鍵を借りて漁ってみると、埃とチョークまみれになったリコーダーが見つかりました。

 

いっときの感情でそういったことをすると取り返しがつかなくなることを、感じとっていたようです。

 

周りが慰めたり、一緒になって探してくれていたりしたのが、良かったなあと思います。

 

ある子が、今日いってきました。

「俺は、先生の授業みたいなの(学び合い)結構気に入ってる。なぜならね、どのクラスよりも関わり合えるようになるから。」

 

そう感じている子が必ずいると信じていました。

誰かが困っているとき、必ずほっておかない、見捨てない、そんなクラスがあったんだと心のどこかに残るような、そんな一年になったらいいな。

 

見捨てられなかったことは、きっと幸せに生きる糧になる、そう信じます。