『学び合い』の最近の変化
6月に入った頃から、一緒にやる人の固定化が見えました。説明をするところではもちろん、いろんな人とやるけれど、考える人が固定化してきたのです。
先週のある日のテスト返しの日を境に、テストの結果をみて、何を思ったのか。
あえて普段やらない人とやりはじめる動きが見えはじめました。
「〇〇、いっしょに考えるの初めてだよな?やろ!」
「私は今日は、違う人とやってみるね」
そんなことを口にしながら動き始めたのでした。
驚きでした。「まだ見捨ててると思うなら もっと考えておいで」としか言ってないです。
はじめにそう動いたのはいわゆる2割だと思いました。なにもいわずとも次々に広がり、クラス全体として流動的に動くようになりました。
久々の全員達成でした。最後の一人が「やったー!」と叫んだのを聞いて、自然と拍手が起こりました。拍手が起こったのは初めてでした。
自分たちが生み出した方法で全員達成できたのが、嬉しかったのでしょうか。
流動的に動こうとしているのは今週も続いていきました。
子供たちは、「そうした方が、もっといろんな人と話せるようになる、それだけ」と言っていました。
学力を高めるより、人間関係を作る方が先にきていて、そこに重きがあるよう捉えてると感じます。それが学力にもつながるとわかっているからですね。
どこまでも行ける気がしてなりませんが、このクラスはあと9ヶ月ですね。
夏休みを抜いたら実質8ヶ月?
8ヶ月しかないから何をするか
8ヶ月もあったら何ができるか
どちらの視点も大事な気がします。
わたしにできるのはせいぜい、焦らないこと、そして期待することではないでしょうか。
それだけのことこそ、難しいのかな。